現在ではLPIRの他にフォトフェイシャル(スターラックス Ys)等の複数の機種を使い分けるレーザー脱毛が主流になってきています。 これは、脱毛部位や患者さんの毛質等により必ずしもLPIRが最適ではない場合等があるためです。
ここでは、酒井形成外科で使用しているレーザー脱毛の脱毛治療器についてご紹介いたします。
ここでは、酒井形成外科で使用しているレーザー脱毛の脱毛治療器についてご紹介いたします。
LPIR(右)とクーリングデバイス(左)酒井形成外科では、FDA(米国安全基準)許可:CYNOSURE社(サイノシュア)のアレキサンドライトレーザー・アポジ5500を使用しています。
この機械は医療機器のみ使用を認められているレーザー器です。
アレキサンドライトレーザーとは
アレキサンドライトという宝石を用いて755nm(ナノメートル)という波長を出し、メラニンに反応させます。
レーザー光線は表皮の色素細胞や毛包のメラニンに反応するため、シミ治療・入れ墨消し・脱毛に効果があります。
アレキサンドライトレーザーには、Qスイッチとロングパルス、ノーマルパルスの3種類があります。
脱毛に使うロングパルスとは

【図 : 毛根】
このLPIRとは、近赤外線といってメラニン(黒色・茶色の色素)だけに集中する波長のレーザーを使用したものです。
照射をするとレーザーエネルギーは表皮を通して毛根に集中的・瞬間的に高熱を発生させます。
そのため、毛根に接している毛包や毛乳頭(もうにゅうとう)を焼くことができます。
しかしメラニンは毛根だけではなく皮膚全体に散在しています。
毛根付近意以外のメラニン温度を上昇させずに毛根のメラニンを焼くには、レーザー光線の発行時間が10/1000秒(10ms)以上必要になり、これをロングパルスといいます。
酒井形成外科では、脱毛に対して20/100秒(20ms)以上で行っています。
また、5/1000秒(5ms)以下だと皮膚に散在するメラニンが破壊され火傷をしてしまいます。
LPIRのまとめとして
- メラニンに吸収され熱エネルギーを放出する。
- 他の色調(黒色・茶色系以外)のものには反応せず透過する。
- 発行時間の調節により、皮膚にダメージを残さず照射することができる。
- 表皮を焼かずに毛根をターゲットとして照射ができる。
酒井形成外科では
- LPIR(ロングパルスアレキサンドライトレーザー)を使用。
- 脱毛には20/1000秒(20ms)以上の発光時間を使用。
- レーザー照射時に冷却(クーリングデバイスとアイスノン)を使用することによる痛みの緩和。
- レーザー照射後は軽い火傷状態になりますので数分〜数十分の冷却を行います。
- ステロイドローションやステロイド含有クリーム(照射部位により異なる)を塗布し肌の炎症を早期に治めます。
薬は2〜3日間、塗布してもらいます。
LPIRでの脱毛範囲
- 肩周り
- 女性の口周り
- 胸
- 脇
- 背中
- うなじ
- 上腕
- 前腕
- 大腿
- 膝下
- 手足の指
普通毛では幅広く応用しています。
毛質や皮膚色によっては他の機種をお薦めすることもあります。
補足ですが
- 照射後、焼く2〜3週間かけて毛が抜け落ちます。
照射後の毛が伸びてくるように見えますが、これは毛穴の毛を排出しようとするためです。自然に抜け落ちますので、様子をみてください。 - RFのエネルギーを使っているためポップアップ現象(※1)はおこりにくくなります。
※1 アレキサンドライトレーザー脱毛時における、照射された毛の飛び出し現象です。 - レーザーに冷却装置がついていますので痛みが緩和されます。
次のページでは [レーザー脱毛のよくある質問]をご紹介します



